路地裏シネマ

映画の感想、評価

【感想】JUDGE【評価】自分に投票しましょうよ。30点

JUDGE/ジャッジ

JUDGE/ジャッジ

あらすじ

目を覚ますと監禁されていた七人の男女。動物の被り物をさせられ、鎖につながれて逃げることができない。制限時間ごとに、この中の誰か一人を投票で処刑しないと全員死ぬ。彼らはこの最悪なデスゲームから逃れることができるのか?

原作との比較

映画を見終わった僕は険しい表情を浮かべていた。どうやら、この映画には原作があるらしく、なるほど原作ものの映画というやつは往々にして悪くなるものである……じゃあ漫画を読んでみるか。
そう思った僕は、外海良基の描いた原作「JUDGE」全6巻を読んでみた。
僕は微笑むを浮かべながら漫画を閉じた。
うん、五分。漫画と映画、おもしろさ五分。

映画が優れている点

①緊張感
全体的に漫画よりも映画の方が緊張感あった。わけのわからない状況がずっと続く点。
投票時間が段々と短くなる点。
主人公が提示する「自分に投票」の危うさ。(自己投票は原作でもあり)

②投票で選ばれたときの恐怖感
謎の猛毒で死ぬ。死に方がわりとエグい。
原作だと、死ぬまで時間がありすぎて微妙。猛毒もそこまで使われない。
グロさでは原作の方が上。

③すっきりとした配役
7つの大罪をモチーフにしているのに10人いる原作と比べると、七人はちょうどいいと思う。
ただ原作では意味のある10人だったにも関わらず、映画では必然性がない。
キャラの個性では、映画の方がまだ分配があがる。

漫画が優れている点

①どんでん返しがある。
漫画ではどんでん返しがある。ただこのどんでん返しは、読者を不快にさせる可能性大。どんでん返しの種類としては海外のミステリー小説で有名な作品があるうえに、向こうではこの「どんでん返し」のための適切な処置がある。「JUDGE」にはないため評価がわかれるだろう。
映画にもないわけではないが、コーンスープの上に葉っぱ程度。なくてもよし。

②犯人がわかる。
犯人も動機もわかる。映画では不明。

③おすそ分け程度の心理戦がある。
「ライアーゲーム」や「トモダチゲーム」を先に見てしまうと、そのわずかな心理戦すら「え、あったの?」になりかねないくらいのものがある。期待しよう。
映画でも心理戦はあったのかもしれないが、僕の視力では見えなかった。

感想

不条理な状況で人が死んでいくのが好きな人なら、この映画は観る価値がある。
有村架純と佐藤二朗といった有名な俳優が出てくる。
この映画の最大な価値として「汚い有村架純が見れる」ということである。
ドラマでは純情な配役が多い有村架純なのだけど、今作ではわりと腹黒さを出してくる。これはファンにとっては貴重なのではないだろうか。もちろんそういう演技を見たくない人は絶対に観るのを避けるべき。
全体を通していえば普通に「観れる」。映画の時間も短い。暇つぶし程度ならいいのかもしれない。