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映画の感想、評価

【感想】ミスタービーン劇場版【評価】78点

ビーン 劇場版 [DVD]

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あらすじ

名画『ホイッスラーの母の肖像』がパリのオルセー美術館から、アメリカのロサンゼルスにあるグリアソン美術館に展示されることになった。ロンドンのナショナル・ギャラリーの学芸員達は、とんでもないトラブルメーカーの警備員だが会長に気に入られているビーンを厄介払いするために、ビーンを美術の専門家に仕立ててロサンゼルスに派遣する。(wikiから)


感想

ミスタービーンの名前は知っていたものの、視聴するのははじめてになる。ドラマ版→映画版という流れになるのだろうが、ひとまず映画版を観てみることにした。
率直にいってめっちゃおもしろい。20年前にも関わらず普通に笑える。

ミスタービーンの笑いは、ヴィジュアル・コメディと表現されている。台詞ではなく表情や行動で笑わせるという意味。
だけど僕は少なくともこの映画を拝見した限り、ヴィジュアルもさることながらシチュエーションでの笑いが大きいのではないかと思った。

「ミスタービーン劇場版」のおもしろさは、アンジャッシュのすれ違いコントに似ている。
イギリスではただの変人のビーンが、アメリカでは有名な美術博士として紹介されるため、天才だから変わっているのだと思われる。
ここら辺のすれ違いが、前半部分のストーリーのおもしろさをになっている。適宜さしこまれるミスタービーンのギャグもあいまって、観客を飽きさせない。

そして後半。ミスタービーンがただの奇人だとばれてしまう。しかし、『ホイッスラーの母の肖像』をミスタービーンが台無しにすることによって、これからどうなってしまうのだろうと観客を期待させる。

ミスタービーン劇場版は、ストーリーが巧み。ミスタービーンのギャグもあいまって非常におもしろい作品になっている。ミスタービーンのキャラ性を抜きにしても、視聴できる映画だと思う。ただ、お披露目会のあとの展開は、不要な山場のような気がした。構成としてはその部分(病院)を抜かしておいた方がすっきりしていたような気もする。ただ病院パートもおもしろいので、そこまで強く批判しない。

何より素晴らしいのは、トラブルがいっぱいあっても結局うまくいってしまうということ。最終的に誰も不快にならないし傷つかない。
とくにスピーチのシーンはよかった。ミスタービーンのキャラ的には賛否ありそうだが、劇場版だけで観れる貴重なシーンと考えると悪くない。
本作から10年後の2017年に続編が発表。そちらもウキウキしながら視聴したのだが、なぜかクスリともしなかった。というわけで『ミスタービーン劇場版』の方をオススメする。