路地裏シネマ

映画の感想、評価

【感想】高速ばぁば【評価】32点

高速ばぁば [DVD]

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あらすじ

運動大好きの3人組アイドル「ジャージガール」は、番組の企画で廃墟に向かうことになった。
リーダーのあやねから順番に一人ずつ廃墟を探索することになるのだが……。
その撮影後、あやねの頬にこぶのようなものが出来始め、メンバーやマネージャーに異変が起こるようになる。

感想

「高速ばぁば」なんてポップなタイトルのわりには、わりとグロい。なので、グロが苦手な人は避けておくのが無難。怖いか怖くないかでいったら「怖いところあるが、基本怖くない」になっちゃうかな。
まずお婆ちゃんが高速で移動するのはギャグ。絵面的におもしろい。しかもそれほど高速じゃないときもあって笑うしかない。
ただ、ところどころの恐怖演出はよくできていると思う。口から髪の毛が出てきたり、メンバーの母親が狂いはじめたり。
だからこそ「高速」なのが惜しいかなと思う。タイトルのインパクトと、アイデアのおもしろさとしては評価できる。

良かった点

①ちゃんとした恐怖演出
・かわいいアイドルがお婆ちゃんになってしまうという恐怖。
・狂った母親の恐怖。
・呪いが徐々に回りに広がっていく恐怖。
恐怖ポイントはわりと稼げていたかなという印象。人間の恐怖と、呪い的な恐怖、両方ちゃんと描けているのは評価が高い。

悪かった点

①シーンとシーンの合間が飛びすぎ
廃墟にいたと思ったら、いきなり公演の練習をしていたり、と観ていて混乱してしまう。さっきまでピンチだったのに普通にアイドルしてたら「ん?」と思う。回想なのか、その後なのかわかりづらい。
時間が短いせいか、展開がはやすぎて色々とついていけないところもある。

②高速の意味がわからない
お婆ちゃんであることについては劇中で明かされる。が、なぜ高速なのかが一切明かされない。高速である意味がまったくわからないので、どうしても冷めてしまう。
ただ、まあ「高速」の方がおもしろいと判断したのだろうね。


ホラーとしてはよくできていると思うのだけど、映画としては色々と微妙という感じだろうか。
「高速ばばぁ」じゃなくて「高速ばぁば」なところに製作者のこだわりを感じなくもない。
どうせなら首都高を走らせてほしいところ。廃墟で高速でも速さを感じにくいし、アスリートとしての素材がもったいない。
あ、運動得意アイドルにしたのは、速さを競わせるためなのか?