路地裏シネマ

映画の感想、評価

「オールドボーイ(ハリウッド版)」感想 20年間監禁された男 52点

オールド・ボーイ(字幕版)

オールド・ボーイ(字幕版)

あらすじ

主人公のジョーが目を覚ますと、そこはホテルの一室だった。わけもなく監禁されることに戸惑うジョー。テレビをつけると、別れた妻が殺害されたニュースが流れはじめる。しかも犯人は自分だと報道されている……。
監禁生活は終わらず、その間に精神を崩壊したジョー。ただ、テレビ番組に観た自分の娘「ミア」の映像を観て、自分を閉じ込めた相手への復讐と、娘の再会を誓う。監禁されてから20年後……ジョーは地上に出る。

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概要

原作は、土屋ガロンと嶺岸信明による漫画「オールドボーイ」。2003年に韓国で映画化され、2013年にハリウッドでリメイクされた。この記事は2012年のハリウッド版の方の感想である。
ちなみに漫画は、監禁10年。韓国版は15年。ハリウッド版は20年と、順調に監禁が伸びていっている。
次リメイクされるとしたら25年だろう。

良かった点

20年監禁されたという設定がおもしろい
誰が何のためにしたのか、というミステリー要素もあって興味をそそる。
長い監禁生活でおかしくなったり悟ったりする主人公もおもしろい。

ストーリーがしっかりしてる
徐々に明らかになる真実や、「あーこう来るか」というラストで楽しめる。
予想つくオチといえばオチかもしれない。

悪かった点

主人公に感情移入できない
いくら20年監禁されたとはいえ、一般人に暴行をふるったり、敵を残酷に拷問したりする。
最初は「がんばれ」という気持ちも、次第に失せていくのが問題。

前半と後半でテイストが微妙に違う
監禁生活のリアリティもミステリー感もいいのに、後半から一気にB級復讐劇になってしまう。
チャチなチャンバラシーンや、交尾シーンなど、前半の良さを完璧に台無しにしている。

なぜ水を捨てる?
長い監禁生活で悟りはじめた主人公。欲望を断つために支給された水を捨てる。
いやいや、水飲まなきゃ死ぬやん!
欲望を断つ以前に水を捨てる意味がちょっとわからなかった。

感想

おもしろいんだけど、おもしろくない。なんとも微妙な映画。韓国版の方が評判いいらしい。とはいえもう一回同じストーリーを観る気にはなれない。