路地裏シネマ

映画の感想、評価

映画「ビッグ・リボウスキ」感想 64点

ビッグ・リボウスキ [Blu-ray]

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あらすじ

みんなからデュードと呼ばれるジェフリー・リボウスキは、ある日暴漢たちに襲われ、部屋のカーペットに小便をかけられてしまう。暴漢たちは金持ちの同姓同名ビッグ・リボウスキを狙っていたのだが、人違いだとわかるととっとと去ってしまう。
お気に入りのカーペットを汚されたデュードは、金持ちのリボウスキにカーペットの請求をすることに。うまくカーペットを騙しとったデュードだったが、ビッグ・リボウスキに呼び戻される。
妻が誘拐されたから身代金を運んでほしい。そう頼まれたデュードだったが、同じボウリング仲間のウォルターの介入もあって大変なことになっていく。

感想

簡単じゃないストーリー

同姓同名の金持ちに間違えられた、っていう設定だけではありきたりだが、ストーリーは複雑にからみあっている。「藪をつついて蛇を出す」ということわざがあるけど、蛇が出たと思ったら虎が出て、虎が出たと思ったらネズミが……というように予測できない方向にごろんごろんと転がっていく。その展開の仕方が巧みで、観ていて飽きさせない。

主人公デュードがひたすらかわいそう

働かない若者デュードは、この映画のなかでは悪いことはほとんどしない。同姓同名だから間違えられて暴漢に襲われ、カーペットを台無しにされたのが悲劇の序章。本来なら笑い話で済むものだった。
しかし、同じボウリング仲間のウォルターに話したことで、悲劇のトリガーが引かれる。
そう、このウォルターが、とにかくめちゃくちゃなのだ。
そのめちゃくちゃっぷりがこの映画のおもしろさの一つでもある。

ウォルターの破天荒っぷり

身代金の運び屋をすることになったデュード。そこになぜか現れるウォルターが、身代金の替え玉としてパンツたっぷりのトランクを持ってくる。
さらに車から転がり落ちると、持っていた銃を暴発させる。
お金を盗んだと思った人間の新車をボコボコにする。
何かあったらとりあえずボウリング……などなど。
とても魅力的で愉快な登場人物になっている。

ひたすらボウリング

主人公デュードがボウリングチームに所属しているせいか、シリアスなストーリーなのにひたすらボウリングのシーンが挿入される。
状況は最悪なのに、ボウリングをやっているせいで、なぜかゆるい。
そして3人目のボウリング仲間、ドニーがぜんぜん話しについていけないわ、なんかゆるいわ、で観ていてかわいい。
だるくてゆるい映画だった。