路地裏シネマ

映画の感想、評価

映画「247°F」感想 サウナに閉じ込められる 55点

247F゜ [DVD]

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あらすじ

主人公のジェナは、親友に誘われて、親友の彼氏とその友達とで湖畔のログハウスへと行くことに。
今夜のパーティー行く途中、サウナを発見して楽しむことにした4人。
親友の彼氏が酔っ払って出ていって、残された3人。彼らもサウナから出ようとするのだが、なぜかドアが開かない。
サウナに閉じ込められた3人の行く末はいかに。

感想

サウナに閉じこめられるという絶望感

閉じこめられる系は他にもいくらでもあるのだけど、「サウナ」というのが独特でいい。どれだけサウナが好きな人でも何時間もいることはできないだろう。ちなみに僕は15分が最高である。
閉じ込められる前に、サウナ→湖に飛びこむ→サウナ……といういかにも気持ちよさそうな描写が続く。
ここら辺の対比は素直にうまいなと思った。

サウナに閉じ込められた原因が中盤までわからない

主人公たちはいきなりサウナから出られなくなる。一人出ていったマイケルの悪戯かと疑う彼ら。
コテージの主でもあるウェイドもなかなか怪しい風貌をしている。演出もまた彼に裏があるように撮っており、事故なのか故意なのか、そういうのも推理しながら楽しめる。

映像だと熱さが伝わりにくいという問題点

サウナに閉じ込められたという絶望的な状況なのに、どうも絶望感が伝わってこない。というのも視覚的にサウナの暑さが伝わりにくいからだ。どうしてもあのまとわりついてくるような暑さは想起しにくい。
もちろん苦痛が伝わるように色々と工夫はしているのだが、現実でぬるい空気に包まれているためいまひとつ映画にのめりこめなかった。

というわけで提案がある。この映画を銭湯のサウナでエンドレスに流しつづけるというのはどうだろうか?
登場人物たちに感情移入できるし、よりいっそう映画を楽しめると思う。

登場人物たちが間抜け

サウナに閉じ込められたメンツが男一人、女二人。男はなかなか頭を働かせるものの、親友の女レネは、ひたすらヒステリックでうざい。ことあるごとに「私には未来がある」を連呼する。ヒステリックに叫びながら状況を停滞させているだけなので、観ていて苛々としかしなかった。
とくに最悪なのは先にサウナを出ていったマイケルだ。彼の最悪っぷりは実際に映画を観て確認してほしい。