路地裏シネマ

映画の感想、評価

映画「アンタッチャブル」感想 78点

あらすじ

禁酒法があった1920年代~1930年代のアメリカのシカゴが舞台。
犯罪組織のリーダーであるアル・カポネは、酒の密造と密輸で莫大な利益をあげていた。警察や裁判所は買収されており不正を見て見ぬふりしていた。
政府から派遣された財務官のエリオット・ネスは数人の仲間とともに、アル・カポネ逮捕に動きだす。

作品解説

アンタッチャブルといえば、ザキヤマと柴田のお笑いコンビとしてその名前を知っている人も多いだろう。「アンタッチャブル」は彼らのコンビ名の由来ともなった名作映画である。
原作は、エリオット・ネスの自伝であり、実話をもとにしている。
アンタッチャブルの意味は「誰も手出しできない」
映画のなかでは、市会議員が現れ、ネスを買収しようとする。それに激怒したネスが賄賂を議員に投げつける。
議員は「誰も手出しできないアンタッチャブルを気取ってるのか」と言いながら去っていく。

感想

強大な裏組織と戦うアンタッチャブル

ネスの仲間は彼を含めてわずか4人だ。
財務官ネス。
ネスを励まし、チームを引っ張る初老の警官マローン。
銃の腕は確かな新米ストーン。
「脱税の疑いでカポネを逮捕する」アイデアを出したウォーレス。

彼ら4人は次々と、密造と密輸の現場をおさえていく。権力と金に屈せず、戦い続ける彼らの勇士は素晴らしい。

僕が好きな場面は、銃撃戦のときのウォーレスのワンシーンだ。仲間のストーンが撃たれ激怒するウォーレスは、敵に向かって銃を乱射するのだが、肝心なところで弾切れを起こしてしまう。
ウォーレスは銃を持ったまま突進して、銃で敵の腹部を殴打。見事ノックアウトする。
冴えない風貌のウォーレスだが、敵にまったくひるまない姿がかっこいい。

そんな彼の名台詞は「帳簿より10倍楽しい」だろうか。段々と様になっていくウォーレスなのだが、抗争は激しくなっていく。

もちろんマローンも、ストーンも魅力的なキャラクターだ。マローンの行動力と、親父のようにネスを見守る姿はかっこいい。ストーンの無骨な男っぷりもたまらない。
最大の敵であるロバート・デ・ニーロ演じるアル・カポネの迫力もなかなかのものだ。

アンタッチャブルのメンバーそれそれに光るワンシーンがあって、一人も腐らせてない。

銃撃戦の魅力

映画「アンタッチャブル」を代表する銃撃戦といえば、帳簿係を探しにいった駅前での長い階段のシーン。
階段ではベビーカーを登らせようと母親が必至に引っ張っている。ネスはそれを手伝ってやるのだが、そのとき銃撃戦が起こる。
一段ずつ落ちていくベビーカー。その周りを飛び交う銃弾。どうなるかとハラハラするなか、ネスとストーンが華麗に決める。
何度も見返したくなるような映像になっている。

まとめ

最高におもしろいかどうかで言えば、そこまでじゃないという印象。おもしろいというより「とにかく良い」と言いたくなるような魅力的な映画だ。