路地裏シネマ

映画の感想、評価

映画「マウント・ナビ」感想 邦画POVホラー 27点

マウント・ナビ [DVD]

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あらすじ

自主ホラー映画を作るために山を登る撮影クルーたち。
登る前にメンバーの一人が急に「のぼらない」と言い出す。霊感のある彼女は山から何か不吉なものを感じているらしい。
しかし、この映画を撮るために借金までしている監督は撮影をスタート。山へ入っていく。
その途中、UFOみたいな光が近くの山に降りていくのを発見した撮影クルー。「UFO映画」へと路線変更することに決める。
山の奥に動いているものを発見した彼らは、女性陣を置いて見に行くことに。
だが、しばらくして女性の悲鳴が聞こえてくる。 戻った男性陣を待っていたのは、凄惨な死体だった。
果たして彼らを襲うものはいったい何なのか?

感想

パニック感は良し

恐らく「駄作」に入るだろう映画「マウント・ナビ」だが、パニック感を必至に演出しようとしてくるのは伝わった。
個人的にPOVは主観映像ということもあって、パニクってなんぼだと思う。そういう意味でパニクる姿勢はいい。
ただ、時間が短いのもあるのか、ずっと騒がしいのは勘弁して欲しかった。みんなビタミンが足りてないのかキレすぎ。
静と動のバランスを意識してほしい。この映画で一番怖いのは襲いかかるエイリアンではなく、ビタミン不足だ。

しょぼすぎる死体及び敵の造形

この映画はわりとグロい。とはいえ死体の作りが雑というか……うん、そこまでグロさを感じるシーンはない。わりと残酷な殺され方をするのだけど、グロいのが苦手な僕でも目を覆いたくなるようなシーンはなかった。
死体はいいとして一番問題なのは襲いかかるエイリアンの方だろう。特撮ヒーローもののコントなのかと思わせる風貌である。怖いというより「なるほど。こういう感じなのね」と、冷静になってしまう。これなら姿を映さない方がまだ怖かった。
撮影クルーの一人がエイリアンのせいで何故か狂ってしまうのだけど、そいつの方が怖いという感じ。

謎のシャベルカンカンおじさん

山を歩きながら持っているシャベルを木に叩きつけるカンカンおじさんが現れる。「この山に入るな」と訴えたいらしい。
そもそもこの映画の一番の問題点は、序盤の霊感持っているスタッフもそうだけど、幽霊ものっぽい雰囲気を出してくることなんじゃないだろうか。
SFっぽい雰囲気がないせいで、エイリアンが浮いてしまっている。山の神の方がまだ説得力あったし、のめりこめた。

まとめ

邦画POVホラーってあんまり見ない気がするから、好きな人は観るといいかもしれない。ただオススメはまったくしない。1時間11分と、時間が短いのが良いところ。111と並んでいるが映画とまったく関係ない。