路地裏シネマ

映画の感想、評価

映画「ジョニー・イングリッシュ」感想 55点

ジョニー・イングリッシュ [DVD]

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あらすじ

主人公ジョニー・イングリッシュは、イギリスの諜報機関MI7に所属するただの事務員だった。しかし、彼のミスでトップスパイ、エージェント1が死亡、さらに他のエージェントたちも全員爆発で死んでしまう。
エージェントになったイングリッシュは、イギリス王冠を守る任務を任されるが失敗。部下のボフとともに犯人の追跡を始める。イングリッシュは王冠を取り戻せるのか。そして犯人の真の目的とは?

感想

ひと味違うビーン

主役であるイングリッシュを演じるのは、ローワン・アトキンソン。彼が演じる有名なキャラクターと言えば、ご存知ミスター・ビーンである。
渥美清がどうしても寅さんに見えてしまうように、ローワン・アトキンソンはビーンにしか見えない。
「ジョニー・イングリッシュ」は、スパイもののパロディコメディだが、やっていることも、ほぼほぼ同じである。
ただ、スパイ映画ということもあってスケールは壮大。
だけど、なぜか普通のミスター・ビーンの方が、笑いとしてはスケールが大きく感じてしまう。
笑えるシーンが幾つもあるはずなのに、どうも心の底から笑いにくくて困ってしまった。

その要因の一つとして、イングリッシュがわりと真面目であることがあげられるだろう。イングリッシュが挙動不審をしないせいで、スタンダップコメディ感がない。そもそもイングリッシュは普通に喋るし、部下のボフに対してツッコんだりもする。

笑いの持っていきかたも小さい空間でのコントが多く、映画のスケールとどうしてもミスマッチを感じずにはいられなかった。

そんななかで敵役のジョン・マルコヴィッチのしらっとした演技はよかった。言葉ではなく、冷たい表情でイングリッシュを見る彼の演技が、ローワン・アトキンソンのボケに適格なツッコミをしていたと思う。

終盤はよかった

畳み掛けるようにボケ倒す戴冠式のシーンは、さすがに笑わずにはいられなかった。終盤のおかげで満足感は高かった。
ミスター・ビーンの映画もドラマも見終わってしまった僕は、ビーンロスのようなものを感じていたのだが、少しは心が晴れた。

まとめ

スパイもののパロディコメディが好きな方は是非。ローワン・アトキンソンが好きな方も是非。
しかしミスター・ビーンを見たことない人は、是非そちらの方を見るといい。