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映画の感想、評価

ドラマ「陸王」第1話 あらすじ(ネタバレ)&感想

陸王とは

原作は池井戸潤の『陸王』
老舗の会社こはぜ屋が、マラソン足袋の開発のために困難を乗りこえていくストーリーになっている。
2017年10月からTBS系列で毎週日曜の21時で放送されている。

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あらすじ(ネタバレあり)

倒産寸前、社員20人の足袋の会社「こはぜ屋」。その四代目社長である宮沢(役所広司)は、足袋の需要の減少から資金繰りに悩んでいた。

物語は、足袋用のミシンが故障してしまう場面から始まる。
困った宮沢は、最近潰れた同業者「菱屋」へと車を走らせる。捨てられたミシンを持ち帰ることに成功したものの、肝心の納期には間に合わず、300万円の損失をしてしまう。
そのせいもあり銀行に融資を申し込んだ宮沢。そのとき若い銀行員の坂本から新規事業を提案される。このままでは先細りしていくだけです、という言葉に潰れた「菱屋」のことを思い出す宮沢。
そのとき会社から電話があり、息子の大地(山崎賢人)のミスで検針漏れがあったことを知らされる。ミスは許されたものの主要な取引先である大徳デパートから、足袋の仕入れを減らされてしまう。
失意の底にある宮沢のもとに娘から「靴を買ってきて」というメールが入る。靴屋でシューズを眺めていた宮沢は「マラソン足袋」というアイデアを思いつく。

そのころ息子大地は就職活動に上手くいかず、落ちこんでいた。そのときマラソンの練習をする茂木(竹内涼真)の姿を見て、はっとした表情を浮かべる大地。

茂木は足に地雷を抱えていたが、次の豊橋国際マラソンに、ライバルの手塚が出ると聞いてやる気を出す。
アトランティス社は、茂木と毛塚にR2を履かせて宣伝するのが目的だった。不安を抱えるシューフィッターの村野だったが、宣伝部長から脅しをかけられてしまう。

銀行では、こはぜ屋の融資が上司の大橋から断られているところだった。

親子で豊橋国際マラソンを見にいく宮沢。大地は茂木の活躍を応援していた。肘の故障で野球生命を絶たれ、そこからマラソン選手として努力を重ねていき、いまの地位をつかんだ茂木。そんな茂木に憧れを抱いていたのだ。
しかしラスト近く、茂木は足を故障して転倒してしまう。
努力しても無駄なのだと思う大地。そんな大地に宮沢は「マラソン足袋を作ること」を宣言する。

マラソン足袋の開発に着手しようとする宮沢だったが、古株の玄さん(志賀廣太郎)から、先代が同じことをして失敗したことを知らされる。玄さんの反対にあった宮沢だったが、マラソン足袋の開発を始めることに。

二ヶ月後、試作品第一号が完成するのだが、指がすれて上手くいかない。
失敗した作品は二百足をこえ、ようやく試作品第二号が完成する。次にぶつかった課題は耐久性だった。そのとき「矯正用シューズ」というアドバイスを受ける。

実績を作るため怪我をした茂木選手に履いてもらおうと考える宮沢だったが、無下に断れてしまう。
会社ではマラソン足袋開発のストレスがたまっていた。残業代さえ払えない宮沢は、融資を受けるため銀行に行く。しかし「融資できない」と断られてしまう。

マラソン足袋の素晴らしさを訴える宮沢だったが、融資の条件として「リストラ」を提案される。苦しむ宮沢。そのリストラの話が社員に漏れてしまう。
「リストラはしない」と宣言する宮沢だったが、対応に困っていた。そんなとき一件の電話がかかる。

高校で体育シューズのコンペがあると知った宮沢は、もし採用されればリストラしないで済むと喜ぶ。
しかしコンペのライバルはアトランティス社だった。そして採用はアトランティス社に決まってしまう。
追い打ちをかけるように銀行員の坂本の転勤を知った宮沢。坂本に電話すると、彼は泣きながら宮沢にエールを送る。坂本の転勤理由は、こはぜ屋の融資で上司とやりあいすぎたせいだった。

こはぜ屋の担当引き継ぎでやってきた銀行員大橋は、数人のリストラを迫る。
しかし宮沢が出した決断は、「マラソン足袋の開発を続ける」ことだった。
その思いに胸を打たれた社員は、一丸となって「マラソン足袋」作りを再開する。
そしてマラソン足袋の名前が「陸王」に決まる。

感想

足袋を作っていた会社がマラソンシューズを作るという設定が、いままでにはなくておもしろい。
ストーリー的には、零細会社の再興という王道感あふれるもので、次々と問題が降りかかるため見ていて飽きない。

マラソン足袋開発に燃える四代目社長宮沢と、故障したランナー茂木と、就職に上手くいかない大地。この3人を軸に成長が描かれるのだろう。
個人的に気になるのは、息子大地がどういうふうに成長していくかだ。

マラソン足袋だけで飽きないか、という不安もあるのだけど、いまのところは継続して見ていきたい。

ラストにすかっとするシーンを入れるのは、やっぱり上手いなと思った。
それにしても役所広司の柔和な演技はいいね。