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映画の感想、評価

ドラマ「陸王」第7話 あらすじ(ネタバレあり)&感想

陸王

陸王

陸王とは

原作は池井戸潤の『陸王』
老舗の会社こはぜ屋が、マラソン足袋の開発のために困難を乗りこえていくストーリーになっている。
2017年10月からTBS系列で毎週日曜の21時で放送されている。

あらすじ(ネタバレあり)

アトランティス社の汚いやり方に憤怒するこはぜ屋。
大地は、織物会社をリストアップして、新しいアッパー素材を探していたが、なかなか上手くいかない。

茂木のところには月刊アスリートの記者からの取材が入っていた。茂木は恩返しの意味をこめて陸王の宣伝をする。

こはぜ屋にさらなる災難が襲いかかえる。開発室で火事が起きてしまう。シルクレイ製造機が限界を迎えたのだった。
新しい機械を作るためには一億円が必要であり、それはいまのこはぜ屋にとって途方もない金額だった。

飯山のもとに男が現れる。借金取りかと警戒する飯山だったが、アウトドア用品メーカーである「フェリックス」の関口だった。
関口が持ちかけてきた話。それは年間6千万円の独占契約だった。

一億円を都合するため銀行に行く宮沢だったが、やはり断られてしまう。
その結果をつげる宮沢。シューフィッターの村野は選手に対する熱い思いを語り、「見込み違いだったようだ」と失望し、こはぜ屋を去っていく。
「村野さんにわかってほしかった」という宮沢に、「悔いの残らない諦め方を知ってるか」と問いかける飯山。

茂木の取材ページが残った雑誌が発売された。その雑誌を読んで、茂木は驚愕する。アトランティス社により、記事は差し替えられていた。
激怒した茂木は「抗議がしたい」と監督につめよる。しかし、監督の答えは「力でねじ伏せろ」というものだった。
「おまえを証明するのはおまえの走りのみだ」という言葉に、茂木は決意を固める。

銀行員坂本と酒を飲む宮沢。坂本は坂本で出向先の銀行で上手く言っていなかった。
どうしようもないとぼやく宮沢に、「社長の気持ち」はどうなのかと坂本は問いかける。そして、諦めるなら早い方がいいことも告げる。
坂本は銀行をやめて、投資会社に行く決意をしていた。

帰ってきた宮沢は、居間で眠りこけている大地を発見する。面接が駄目でやけ酒か、と思う宮沢だった。だが、大地はアッパー素材の会社と交渉していたのだ。宮沢はその事実を知り、涙を浮かべながら家を飛びだす。
「何やってんだ俺は」と叫ぶ宮沢は決心する。

こはぜ屋の飲み会で、宮沢は「こんなところで終わりたくない」と宣言する。悔いのない諦め方をしたい、と言う宮沢は、坂本の会社に投資を頼む。
飯山はフェリックスの誘いを断る。どこか嬉しげだった。

茂木と対面する手塚。茂木は「次は逃げられないぞ」と手塚に向かって吐きつける。

結果的に、坂本の会社では「一億円の投資は駄目」だった。しかし、坂本は宮沢に衝撃の提案をする。
それは「会社を売りませんか?」というものだった。
こはぜ屋を買い取りたいというその会社が、飯山を引き抜こうとしたフェリックスだった。

感想

今回は、こはぜ屋にとって最大の危機と呼べる回だった。ようやく「陸王」が輝くんだ、という時に一気に地面に叩きつけられた。
内容的には一番暗いんだけど、個人的には今回は一番好きな回だ。
どうしようもならない時だからこそ、伝わってくる人の思いや気持ちが胸につく。

前回の話の感想で、僕は「主要人物以外は影が薄かった」と書いたけど、今回はみんなの思いがぶつかっていた良い回だった。
1話では理想だけだった坂本も現実を知り成長したし、経営者としての宮沢と、選手を考える村野は衝突し、飯山は金を取らなかった。
それぞれの人間くささがさりげなくだけどしっかり表現されていてすごく感動した。
まあ、最後に松岡修造が出てきたときは笑ってしまったけど。