映画「ベイビー・ドライバー」感想 70点

ベイビー・ドライバー (字幕版)

音楽×カーアクション×銃撃

ベイビー・ドライバーは冒頭6分が本当に素晴らしい。この6分だけを切り取れば2017年で最高の映画だった。

音楽×カーアクションの融合もさることながら、町中での音や、銃撃などが、かかっている音楽と見事にシンクロしている。

主人公はベイビーと呼ばれる逃がし屋で、彼は幼少期の事故で難聴になり、音楽を聞かないと耳鳴りがやまないという設定。

この設定もユニークでおもしろい。

ただ、個人的に「ベイビー・ドライバー」のストーリーは求めているものと、若干異なった。

ぼくの大好きな映画に「ブルース・ブラザーズ」があるのだが、ぼくがベイビー・ドライバー冒頭6分の映像で感じたのは、そういった音楽×カーアクションのとにかく楽しい映画だったのだ。

しかし、ベイビードライバーはシリアス気味の血なまぐさい映画だった。どちらかといえば観客にストレスを強いるようなもので、ベイビーはピンチに陥ったり、気まずい状況に襲われたり、と、スカとするものとは程遠いものだった。

ストーリー的にはおもしろくても、冒頭6分で最高の映像を観てしまった自分としては、爽快感のあるものを見たいと思ってしまったのだ。

というわけで冒頭6分の映像を観て、それを期待して「ベイビー・ドライバー」を観るのはやめたほうがいい。
どちらかといえばストーリーはB級っぽい。
ただ、主人公ベイビーのキャラクターはセンスが良い。

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ネタバレあり感想

音楽と映像の融合で、とても楽しめた本作。
個人的に気になるのは、中盤以後のキャラクターの動き。
もっといえばデボラの対応力の高さが、ちょっと「ん?」と思ってしまった。
平気で囮になるし、銃にびびらないし、普通にバディと戦うし、ここらへんの流れがどうしても納得できなかった。
ただ、いちいち驚いたり困惑していたりしていたらストーリーの邪魔になることも確かだから、そこまで強く否定はできない。
ただ、そこで若干冷めてしまった。

あと、ドクがベイビーに協力したりするのもいまいち納得ができなかった。長年仕事仲間だったから「情」や「信頼」という言葉で片付けられるかもしれないんだけど、ドクという人物に信念がないように見えた。
裏社会で活躍している人物らしさがない。悪どいわけでも賢いわけでもない。ビジュアルだけは満点。

悪役たちのキャラ造形は好きだった。とくにダーリンを失ったあとのバディはいい演技をしていたと思う。

個人的にはラストにも不満がある。
牢に入れられ、仮出所したベイビーをデボラが迎える。
この流れはいいんだけど、そこまで書くなら、ラストに二人が音楽に合わせてドライブするシーンが欲しかった。
それがないなら警察で捕まる辺りで終わっても良かったんじゃないかなと思う。

と、ここまで不満みたいなものを書いたわけだけど、この映画を好きな人がいっぱいいるのもわかる。
最後に、ベイビー・ドライバーの好きなシーンを書くと、警察から逃げているベイビーが車を盗んだあと、時間がないのに必至に音楽を選らんでいるところ。
こういう細かい人物描写はとてもよかった。

ベイビー・ドライバー (字幕版)
(2017-12-13)
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