路地裏シネマ

映画の感想、評価

映画「パージ」(2013)感想 60点

パージ (字幕版)

まだ観ていない方へ

見所

・一年に一回どんな犯罪(殺人)も許されるという設定。
・夜七時~朝七時までという時間制限がある。
・主役は家族。
・戦闘系。

あらすじ

一年に一回どんな犯罪も許されるパージの日、サンディンは最先端のセキュリティーシステムによって自宅を守っていた。
外では殺戮が繰り広げられ、ある男の助けを求める声が響いていた。その声を聞いたサンディンの息子はセキュリティーシステムを解除し、男を保護してしまう。
しかしそれが悲劇の始まりだった。

解説

設定がとにかくいいです。時間制限ありっていうのもいいし、警察に助けを呼べないっていうのも良い。
登場人物が家族っていうのも「安全」からの「危険」というので、わかりやすく恐怖を描いているなと思います。

難点としては、登場人物の馬鹿さ加減。
「なにやってんだよ」と思いたくなるようなことを次々としてくるので、人によってはストレスがたまるでしょうね。

ネタバレあり感想

ここからネタバレありになります。鑑賞後にどうぞ。

最初は、助けを求めていた男が悪い奴だと思っていたので、良い意味で期待を裏切られました。
仮面をつけた若者たちの狂った感じも魅力的だったと思います。
ありがちと言えばありがちですが、「パージ」という制度の前だと新鮮に映りますね。

その一方、登場人物たちは烏滸ですね。
娘の彼氏とか「父親を説得する」とのたまったあと、その父親に向かって発砲します。なんとなくわかっていたんですが、どこの世界に実の父親を殺されても「ありがとう。あなたのこと好きだわ」なんていう人がいるんでしょうか。
しかも余裕で返り討ちにあいます。

しかし一番アウトなのは息子でしょうか。勝手にセキュリティーシステムをとき、家族を危険な目に合わせたのだから当然です。
ただ、間違ってはないよなとは思います。最初「なんでパージ参加しないの?」とかのたまっていたから、悪い子だと思っていました。

近隣住民たちに蹂躙される仮面集団の弱さには笑いました。
強そうな感じはいったい何だったんだろうか?

パージっていう制度は、絶対ないでしょうがありえなくもないっていうのが良いですね。倫理的にも色々と考えさせられますし。
この設定で色々と映画が撮れるんじゃないでしょうか。