路地裏シネマ

映画の感想、評価

映画「パージ:アナーキー」(2014)感想 65点

パージ:アナーキー (字幕版)

まだ観ていない人へ

見所

・一年に一回どんな犯罪(殺人)も許されるという設定。
・夜七時~朝七時までという時間制限がある。
・映画「パージ」の続編。
・舞台が「家」から「街」へ。

あらすじ

一年に一度、どんな犯罪も許されるパージの日。前作から一年後の2023年ロサンゼルス、人々は様々な思惑を胸にその日を迎える。
反パージ集団はテレビ局をジャックし、ある男は息子の復讐に燃え、カップルは車の機能を奪われ、母と娘はいまにも武装集団に襲われようとしている。

解説

「パージ」の続編です。前作では家族をメインとした「家」が舞台でしたが、今作では「街」を舞台にしており、よりパージの悲惨さがわかる映画になっています。
復讐に燃える警察官レオが、親子(母と娘)を救うことによって、それにカップルも加わり、奇妙な珍道中になります。

警察官レオが一匹狼風でなかなか格好良く、アクションとして楽しめる作品だと思います。
サバイバル映画が好きな人にオススメです。

またカイジに出てくるような「お金持ちの歪んだ遊び」も紹介されるため、そういうのが好きな人も是非。

ネタバレあり感想

ここからはネタバレありになります。鑑賞後にどうぞ。

とにかく親子の娘の方であるカリがうざかったかな、と思います。
町中で神経を尖らせている警察官レオに対して、いちいち余計なことは聞くわ、説教みたいなことをたれるわ、で苛々しました。
少し静かであるだけで映画としての緊張感が増すと思うのですが、ここら辺は前作同様キャラ造形がうまくないのかなと思います。

主人公レオもカッコイイのですが、どこかで見たことのあるキャラクターにしか見えなかった。
カップルの男の方はなかなか頑張っていたのではないかと思います。

今作の魅力としては、現代の文化を保っていながら世紀末的な雰囲気があることでしょうか。
地下鉄を逃げ惑ったり、橋の上で銃を乱射する狂った女がいたり、人間vs人間のサバイバルというのがおもしろかったです。

相手がゾンビだったり怪人でもなく、一般人っていうのがいいですね。全体を通していえばB級ではあるものの、設定はなかなかよく出来ているんじゃないかと思わされます。
一流の脚本家の手に渡れば化けそうな匂いがします。ただ、万人向けにはならなさそうですね。

日本で作れば駄作にはなるだろうけどヒットしそうです。