映画「ミッドナイト・エクスプレス」(1978)感想 75点

ミッドナイト・エクスプレス (字幕版)

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まだ観ていない人へ(ネタバレなし感想)

見所

・外国(トルコ)で監獄に入れられてしまう青年の話。
・脱獄要素は少ない。
・絶望感が強い。
・実話ベースの映画。

あらすじ

アメリカ人旅行者のビリーは、トルコから麻薬を持ち出そうとして逮捕されてしまう。現地の刑務所に入れられたビリーは、4年という長い刑期を必至に耐えるのだが、釈放寸前で、裁判はやり直され……。

解説

タイトルの「ミッドナイト・エクスプレス」というのは、直訳すれば「深夜特急」ですが、「脱獄」の隠語になっています。
脱獄系の映画でいうと「いかに看守を騙して脱出するか」という知能戦になるのですが、今作ではそういう映画ではありません。
むしろ脱獄したくてもできない絶望感と、異国の地で囚われ続ける絶望感を描いた映画です。

主人公が絶望してやつれていく過程がまざまざしく描かれており、リアルな監獄映画を見たい方にオススメです。

ネタバレあり感想

ここからネタバレありになります。鑑賞後にどうぞ。

逮捕されたあと車の中で「運がいいのは俺の方だったのに」とぼやくシーンがあるのですけど、ラストまで見るとその意味がわかりました。
ビリーが脱出できたのは本当にラッキーとしか言いようがなく、作為的な感じがないため、なかなかリアルだと思いました。

中盤、3人で脱出できるシーンもあるのですが、それが上手くいかないっていうのも現実的ですね。実際、脱獄はかなり難しいのでしょう。それも異国の地であるのならなおさら。

トルコの言葉が一切字幕がつかなかったり、麻薬を運ぶシーンや脱獄シーンでは心音を強調したり、孤独感と緊張感の演出が上手かったです。
主人公ビリーがどうなるのだろうか? という引きを上手に演出していました。刑期が引き伸ばしになってしまうという絶望感の作り方もよかったです。

実際、麻薬を運ぼうとしなかったりしても、誤解や冤罪で捕まることもあるだろうし、そのとき言葉が通じないっていうのはかなり恐怖ですよね。

恋人が面会にやってきたとき「服を脱いで」と頼むビリーの悲惨も、またリアルでした。他の脱獄映画ではこういうシーンは撮らないだろうなと思いました。

全体的に上手に映画が作られていた印象です。細部のリアリティが上手く、実話というのを差し引いても現実味のある映画だったと思います。

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