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映画の感想、評価

映画「ディードラ&レイニーの列車強盗」(2017)感想 Netflixオリジナル作品 50点

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まだ観ていない人へ

見所

・ティーンエージャー×列車強盗。
・列車強盗のハラハラ感はない。
・姉妹と家族を中心とした心情描写が多め。

あらすじ

成績優秀の高校生ティードラは、大学進学を夢見ていたが、貧乏な母子家庭だった。ある日、母親がパート先で暴れだし、逮捕されてしまう。テロリストと勘違いされた母親の刑は長引き、保釈金は高額。
家には支払い請求書がたまり、大学進学どころではない騒ぎになってしまう。
別居中の父親を尋ねてみても、百ドルさえ持っていない始末。
だが、そんな父親から列車強盗が流行っていることを耳にする。
ティードラは、自分も列車強盗をすることを思いつくのだった。
母親の保釈金を払うため、そして大学へ進学するため……。
妹のレイニーとともに、夜の列車に忍びこむ。

解説

ティーンエージャー×強盗なのですが、ティーンエージャー部分が多めという印象です。クライム・サスペンスを期待している人には合わないでしょう。
ユーモア、そして家族愛が描かれたどこにでもあるような映画です。設定自体はおもしろいのですが、それを活かすようなストーリーにはなっていません。

Netflixのオリジナル映画に共通している点としては、ストーリーラインが平凡の域を出てこないことでしょうか。全ての作品がそうだとは言いませんが、ワクワクするような展開がないような気がします。

ネタバレあり感想

ここからネタバレありになります。鑑賞後にどうぞ。

ミスコン周りがいらない

ティードラは列車強盗にノリノリ。妹レイニーはそこまで乗り気じゃないという設定。中盤から父親も参戦します。

個人的には妹レイニーのミスコン周りが余計なストーリーだったかな、と思います。最後までおもしろくならないまま終わりました。
列車強盗の決行日とミスコンがかぶるまではよかったんですけど、ありきたりな復讐と喧嘩で終わってしまったのは残念。
ミスコンの要素を、列車強盗にうまく活用できれば、もう少しマシな映画になったような気がします。

母親の感動話がちょっと泣けない

母親が娘のために大学資金をためていたのに事故でなくなってしまったという話。
これ単体だったら、すごくいい話。
ただ、序盤での母親の狂ったふるまいを知っている個人としては、いくら悲劇的なことがあったとはいえ、暴れるのは良くないと思ってしまう。
感動話なのにテレビを叩き落とす母親の表情が、ちらちらと浮かんでしまいました。

列車強盗は良くないことですよね?

列車強盗は犯罪なのに最後まで姉妹に罪は被りません。それどころか本当に反省しているかどうかも怪しい。
少しくらい痛い目を見るか、思考の変化が出てきても良かったんじゃないかな、と思います。
母親の思いを知ることでティードラの心情に変化はできるんですが、肝心の列車強盗を通してティードラは何も成長していないんですよね。