映画「モール・コップ ラスベガスも俺が守る!」(2015)感想 68点

モール・コップ ラスベガスも俺が守る! (字幕版)

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見所

・前作「モール★コップ」の続編。
・モールではなく、ホテルが舞台。
・前作より登場人物の魅力がわかりやすい。
・冒頭の入りが最高(サイコ)。

あらすじ

ショッピング・モール強盗事件から6年後。モールを守った功績を讃えられて、警備連盟総会に呼ばれたポール。
愛娘であるマヤを連れて、ラスベガスにあるホテルへと飛ぶ。
ポールは娘マヤにべったり状態。マヤは自宅の近くではなく、カルフォルニアの大学に受かっていたが、そんな父を見て合格を伝えられなかった。
一方、宿泊先のホテルでは窃盗団が美術品を狙っており、マヤがそれに巻き込まれてしまう。

解説

ショッピング・モールが舞台ではないものの、前作よりおもしろい映画だと思う。
ストーリーラインの明瞭化、父と娘の関係性の描き方、キャラクターの魅力どれもマシマシな作品になっている。
個人的には冒頭の入り方がサイコすぎて素晴らしい。サイコというのはポールのことではなく、製作者のことである。
前作が気に入った方であれば、恐らく満足できる作品になっているだろう。
惜しむらくとしては、ホテルより、ショッピングモールの方が、舞台としてはおもしろいのと、展開の転がし方では前作の方が良いかなという感じだ。
ちなみに前作はくすりともしなかったのだが、今作はわりと笑えた。

ネタバレあり感想

ここからネタバレありになります。鑑賞後にどうぞ。

まず冒頭について触れておこう。
前作のラストで見事ラブラブになったポールとエイミー。てっきり新婚生活が描かれると思いきや、わずか6日間でエイミーは逃げてしまう。
さらに、追い打ちをかけるようにポールの母親が牛乳のトラックにはねられて死亡。
ストーリーに邪魔な連中はいらない、という製作者の声が聞こえてきそうで笑える。前作ではそれなりのポストにいた登場人物をいきなり2人も殺すのだがら、すごい。

その決断が功を奏したのか、今回の「モールコップ」は極めてわかりやすいストーリーになっている。
前作であったブレがなくなり、ポールは愛娘マヤのために危険な窃盗団に立ち向かうことになる。
前作のゆるさが半減し、娘のために命をかけるキリッとしたポールへと進化するのだ。
さらに過保護のために起きた対立も、ラストで払拭されるし、娘は娘でわりと活躍するしで、文句がない。
ちょっとおとぼけな警備員集団も笑えるし、なかなかいい出来である。

じゃあ今作はヒロインがいないのかというとそうではなく、ホテルの総支配人というスマートな女性が出てくる。
ここもおもしろく出来ていて、総支配人は普通に接しているのに、ポールの方が「君、ぼくに惚れているでしょ。でもダメだよ」というスタンスを取り続けること。
総支配人ははじめは「???」なのに、そのやり取りを繰り返していくうちに本気でポールに惚れてしまうのだ。
恋愛テクニックの一つでもあるのだけど、ポールが無意識でやっているところがおもしろい。美女がポールに惚れて、ポールが美女には惚れないという構造も愉快だ。

総じて、前作より洗練されている印象である。とくに娘との関係に絞った点が素晴らしい。

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