路地裏シネマ

映画の感想、評価

映画「カルト」(2013)感想 40点

カルト [DVD]

まだ観ていない人へ

見所

・一味違うホラードキュメンタリー(フェイク)。
・あびる優、といったタレントが出てくる良い意味でのキャストのチープさ。
・ホラーというより霊能者を観る映画。

あらすじ

新しい心霊番組のために、あびる優、岩佐真悠子、入来茉里といった3人のタレントが集められた。あびる優ら3人は、霊能者とともに霊現象に悩んでいる金田家を訪れる。
霊能者のもと「除霊」が始まるが、その家に憑いているものはあまりにも強力で……。

解説

心霊系のフェイク・ドキュメンタリーなんだけど、楽しむポイントが絶妙に異なる。一つ言えることは「貞子vs伽椰子」が好きな人は、恐らく好きなんじゃないかな。
心霊描写としてはよくできている映像と、あからさまCGぽいのがあって「んー」という感じ。
個人的には「黒い影」のような心霊描写がすごく好きだった。
中途半端に終わっているため、気になる人は注意。

ネタバレあり感想

ここからネタバレありになります。鑑賞後にどうぞ。

キャストのチョイスが絶妙だと思ってしまった。心霊番組に起用されるくらいのレベルといったら本人達には失礼なんだけど、そんな感じ。
まあ、もっと無名とか駆け出しアイドルでも良いような気もするのだけど、そこはその手のB級ホラーとは一線を引いたのだろう。

個人的には「カルト」っていうタイトルは、若干ネタバレが入っているので悪いような気がする。

語るべきはやはり霊能者「NEO」だろうか。歌舞伎町にいそうな見た目だが、凄腕のパワーを誇る。
普通の霊能者とはまったく異なる「NEO」が、とにかくかっこいい。スタンダードな霊能者を見せておいてからの「NEO」なので、製作者は(というか白石晃士)はなかなかの策士だ。
あんな感じでありながら、入来茉里のことが好き、というのもおもしろい。

惜しむらくは続編に丸投げして終わるということ。
母親が偽物であり、カルト集団の一員であることはわかったのだけど、肝心の目的や呪いの種類がよくわからない。
しかも続編がないという始末。
映画の位置づけとしては「NEO」の顔見せ回といった方が適切で、しかし顔見せ回のみで終わってしまったという悲しさ。

ホラーとして見ても良い映像はあるものの、怖さとしては今ひとつというところだろうか。