路地裏シネマ

映画の感想、評価

映画「こどもつかい」(2017)感想 20点

こどもつかい [DVD]

まだ観ていない人へ

見所

・日曜の朝九時にやってそうなホラー映画。
・ちょっといい話風の怖い話。
・子どもの虐待描写あり。テーマが「児童虐待」。
・怪人が出てくる。
・子ども向けのホラー映画。

あらすじ

連続不審死事件を調べている新人記者の江崎は、不審死の陰に子どもたちが関わっていることを知る。自分の子どもに怯える大人の存在。子どもが口ずさんでいる謎の歌。
事件を調査していくうちに友人の近藤や、恋人であり保育士の尚美が関わってくる。

解説

こども向けのまったく怖くないホラー映画であり、テイストは日曜日にやっている戦隊ものとかに似ている。
恐怖を感じる人にはまったく不向きだろう。次第に明らかになっていく真相も、とくに目新しいものではなく、上映時間111分が3時間にも4時間にも感じられる映画である。
こどもはかわいいですか? 大半の人がかわいいと思うだろう。それと同じように大半の大人がこの映画を観ても怖さを感じないはずだ。
小学校低学年の子どもがギリギリ怖いと感じるかもしれない。

ネタバレあり感想

ここからネタバレありになります。鑑賞後にどうぞ。

この映画のターゲット層がどこにあるかと言えば「子ども」じゃないかな、と思う。
当然、子どもは一人では観ないだろうから母親と一緒だろう。だからジャニーズを起用していると思われる。

ただ「こどもつかい」を観たがるこどもってどのくらいいるんだろうか。「妖怪ウォッチ」の方が観たいんじゃないか。

内容も虐待をテーマにしている分、子どもが観て気持ちのいいものではないだろう。虐待している親だったらそもそも子どもに見せない。
「虐待したらこどもつかいが襲ってくる」というふざけたストーリーで、子どもを虐待している親が改心するとも到底思えない。

ちいさい子どもがいる普通の母親ぐらいじゃないだろうか、この映画おもしろいと思えるのは。

そういう意味で適正な視聴者ではなかったと思う。
ただ、この映画の優れている点を考えると、一つも見当たらない。
ストーリーは平凡。キャラに魅力なし。子どもの描写はありきたり。
ホラー映画で「虐待」なんてよくある設定だし、それに対する洞察や解決策もない。むしろストーリーに利用しているだけのレベル。

唯一褒められるのは「子ども向けのホラー映画」を作ったということのみ。