ネタバレなし感想
レディー・プレイヤー1(レディープレイヤーワン)を、TOHOシネマズのMX4Dで観てきました。
というわけで、これから観ようと思っている人のために、簡単な感想を書いておきます。
まずは、MX4Dの感想からですね。
MX4Dの感想
個人的には「揺れるときと揺れないときのバランスが激しい」と感じました。
レディープレイヤーワンではアクションシーン(VR世界)と、シリアスシーン(現実世界)が交互にある感じなので、常時揺れて欲しいという人には向かないかもしれません。
ただ、VR世界でのレースシーンと戦争シーンは、最高に揺れまくるのでMX4Dの楽しさはかなり味わえるかなという感じです。
煙&炎はありませんでした。
(セブンパークアリオ柏 TOHOシネマズで鑑賞)
レディープレイヤーワンの感想
メガゴジラやら、ガンダムやら、多くのキャラクターが登場する非常に楽しい映画です。
トシゾウという日本人がガンダムに変身するというこだわりっぷり(トシゾウは三船敏郎から来ていると思われる)
80年代の要素がたくさん詰まっていて、この世代の方はぜひ映画館で観るべき映画だと思います。
ホラー好きな方には、シャイニングの名シーンを再現していたり、結構楽しめるんじゃないでしょうか。
とくに仮想空間での戦争シーンは、もう必見ですよ。
一方で、仮想vs現実にこだわりすぎたんじゃないかな、と思うところがあります。
物語が進むにつれて、仮想と現実がうまく噛み合っていくのですが、仮想空間「オアシス」をひたすら味わっていたいんですよね。
現実世界でのシーンが冗長で少しだれたかな、という印象です。
仮想空間でひたすら暴れまくってほしい、っていう気持ちもあったんですけど、予算的にも色々と難しいのでしょう。
ストーリー自体は、「ゲームに隠された3つの鍵を集める」という非常に少年漫画的なノリです。
王道ではあるんですが、子どもから大人まで楽しめるかな、という感じですね。
採点 75点
ネタバレあり感想
ここからネタバレありになります。鑑賞後にどうぞ。
レディープレイヤーワンのラストは「現実が一番リアルだ」っていうオチで終わります。
これは正論すぎるんですけど、レディープレイヤーワンを観に来た人って、「仮想空間でのヒャッハー」を観にきているんじゃない?と思ってしまいました。
実際にオアシスくらいのVR空間が出来上がったとき、「現実世界が一番リアル」っていうのは強いメッセージ性を帯びると思うのですが、いまはまだ仮想空間というものに夢を見たい時代だと思います。
レディー・プレイヤー1は「仮想」と「現実」の割合がわりと対等なんですよね。
できれば「仮想」>「現実」で観たかった。
いまのレディー・プレイヤー1でも、うまくまとまっていて良い映画だとは思うんですけどね。
とくに原作にはない「シャイニング」のシーンだったり、絶妙に笑える小ネタとかは、スティーブン・スピルバーグだからこそという感じがします。
クリストファー・ノーランだったら、もっとシリアスになっていて楽しめなかった気がしますね。(当初は、クリストファー・ノーラン監督の可能性もあった)
個人的には、レディー・プレイヤー1は、一流のB級映画という認識です。