映画「パーティーで女の子に話しかけるには」(2017)感想 60点

パーティで女の子に話しかけるには(字幕版)

「パーティーで女の子に話しかけるには」は宇宙人×少年のラブストーリー

これまた不思議なラブストーリーですね。パンク好きな男の子エンが、奇妙なパーティーの中でザンという女の子と出会い恋に落ちるというストーリー。
奇妙なパーティーというのが宇宙人(?)のパーティーであり、ザンも宇宙人というわけです。
ちょっと変わった女の子とデートしたり、ナイトパーティーでパンクを演奏したりする。一歩間違えたらラノベみたいな話なんですが、宇宙人たちの訳わからない行動の数々だったり、一昔前(1970年代)のイギリスのアンダーグラウンド文化が、映画に新鮮味を与えているという感じですね。

宇宙人たちにパンクで立ち向かったり、戦っていたと思ったらイギリス人と宇宙人で愚痴を言いながら飲んでいたりと、脚本家の頭の中をのぞいてみたくなるようなシュールさもあります。

この映画の魅力といったらザンを演じるエル・ファニングの魅力かもしれません。宇宙人だけど外見は美少女であり、地球の文化(というかパンク)にどんどん染まっていくのは見ていて可愛らしいです。
ベストシーンは、エンとザンがパンクを熱唱するところでしょう。「大人に食べられる子供」というザンの宇宙人文化について語った歌詞はセンスがあるし、かわいい女の子とパンクをやるなんて滅多に経験できない最高の思い出ではないでしょうか。

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ネタバレあり感想

ここからネタバレありになります。鑑賞後にどうぞ。

モテナイ男は優しくされただけで好きになってしまうなんていう言葉があるけど、エル・ファニングだったらそこにいるだけで恋に落ちてっしまうだろう。
エンはザンと一夜を過ごし、そして赤ちゃんが出来てしまう。
子供を食べる文化のある宇宙人集団の中にも、「子供を食べるべきではない」という意見が現れる。
宇宙人たちの掟として「子供を食べるべきか食べないべきか」で多数決が起こり、2vs2になるのだ。
そこで妊娠しているザンが最終投票者になる。ただ、投票するには赤ちゃんを産まなくてはならない。そして、地球にとどまれば投票はできない。
ザンは、食人文化を変えるため地球を離れることを決意する。エンは引き留めようとするけど、ザンは飛び降りて行ってしまうのだ。

パンクが若者文化と言われるのは、常識や既存の価値観の枠組みを壊そうとするからじゃないだろうか。宇宙人達の間では常識だった「子供を食べる文化」が、ザンによって変わっていくのはまさにパンクと言えるかもしれない。

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