映画「シンクロナイズド・モンスター」感想 65点

シンクロナイズドモンスター(字幕版)

「シンクロナイズド・モンスター」について

「怪獣の動きと女性の動きがシンクロする」っていうバカバカしくも物悲しい映画が「シンクロナイズド・モンスター」だ。
怪獣が大暴れするハチャメチャな映画を期待すると肩抜かしを食らうかもしれないけど、設定としてはなかなかおもしろい。

ストーリーは、失業中のグロリアが同棲中の彼氏ティムから家から追い出されるところから始まる。
仕方なく地元に帰ってきたグロリアは、偶然旧友のオスカーと出会ってお世話になることに。
新しく家を借りた彼女だったが、毎夜のごとく飲み歩く癖はなくならず……。
ある朝、彼女は「ソウルにモンスターが出現した」というニュースを知って驚愕する。
そして、公園の一角に立つと、怪獣がシンクロしてソウルに現れることに気づくのだったが……。

怪獣の部分を抜きにしたら、よくある人生やり直しストーリーだろう。
この映画のテイストはどちらかというとヒューマンドラマになる。こじれた人間関係が怪獣のおかげでさらにややこしくなるという感じ。
これが「女の子に合わせて怪獣が踊りまくる」ようなただ楽しい映画だったら万人受けしたかもしれないけど、パッケージに反して結構暗いので注意が必要。
怪獣が暴れまくる爽快な映画ではなくて、人間のどうしようもない闇をのぞきこむような何とも言えない映画になっている。

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ネタバレあり感想

ここからネタバレありになります。鑑賞後にどうぞ。

グロリアは、韓国語で「もう現れません」と謝罪の文章を書く。
これで一件落着かと思いきや、最初は良いやつだったオスカーが、後半からはいきなり悪いやつになっていく。
恐らくその原因はグロリアが友人と寝たからだろう。
店の中で花火をぶちまけたり、友人に暴言を吐きまくったり、徐々に正気を失っていくのだ。
オスカーが公園に立つとロボットになり、ソウルを破壊しようとする。
阻止しようとグロリアが立ちはだかり怪獣vsロボットという図式。
最終的には仲直りするのかと思いきや、最後まで決別したままだった。
グロリアがソウルに行ったことで、地元の街に怪獣が出現するという逆転現象はおもしろかった。ただ距離感とかそこら辺が謎。まあ、気にしたら負けか。
観たことないタイプの映画でなかなかおもしろかった。
この設定は是非ともスピルバーグ辺りにあげてほしい。「シンクロナイズド・モンスター」自体は味があって好きなのだけど、設定を上手く使えば最高に楽しい映画になる予感がある。

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