映画「サウンド・オブ・ミュージック」(1965)感想 71点

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あらすじ

 

舞台は1930年台のオーストリア。

修道院の問題児マリアは、修道院長に命じられて家庭教師をすることに。着いた先はトラップ大佐の大きな屋敷。そこには軍隊のように規律を教えられた七人の子供たちが待っていた。

カエルをポケットに入れられたり、松ぼっくりを椅子の上に置かれたり、歓迎という名のいたずらをされるマリア。

しかし、カミナリの夜をきっかけに彼女と子供たちの距離は次第に近くなっていく。

軍隊のようだった子供たちに遊びを教え、歌を教え、人間らしさを取り戻すマリア。

トラップ大佐もまた彼女に心を許していく。そして、マリアはトラップ大佐に惹かれているのを知るのだが……。

 

感想

たぶん知らない人がいないだろう「ドレミの歌」はこの映画から。

ミュージカルとして評価するのなら「子供たちがかわいい」これに尽きる。

ミュージカルとしてありがちな派手な演出だったり派手なダンスはないのだけど、全体的に牧歌的でほのぼのとした作品である。

とはいえ映画の舞台は戦争時代のオーストリアで、そういう意味では陰鬱としている。トラップ一家もまた戦争の影響を受けてトラブルに巻き込まれることになってしまう。

長い映画だけど、途中で休憩タイムがあって、風景の写真が次々と映しだされる。

 

ネタバレあり感想

 

ここからネタバレありになります。鑑賞後にどうぞ

 

「サウンド・オブ・ミュージック」はミュージカルとしては良いと思うけど、ストーリーはそこまでじゃないかなと思った。

自伝をベースに作られている分、話としてはまとまりがない。ご都合的な部分も多々あるんじゃないだろうか。

個人的にはマリアがトラップ大佐のことを好きになる理由がいまいちわかりにくかった。ほぼマリアは子供たちと一緒に過ごしている。

トラップ大佐のことを好きになる理由があんまりないとう印象だ。「笛のときから好き」と作中で言っているので一目惚れだと思うのだけど、それならそれっぽい行動やセリフがあったらわかりやすかったんじゃないかと思う。

マリアをはじめ、トラップ大佐、子どもたち、全員が善良に描かれすぎている気がして、それも少し気になった。

ストーリーとしては、マリアと子供たち、マリアとトラップ大佐、オーストリアの脱出というように次々と問題が出てくる。

ただ一本の芯となる問題や障壁がないので1本のまとまった映画というより、3本のシリーズドラマっていう感じがする。

 

映像として綺麗だなと思ったのは、マリアとトラップ大佐の結婚のシーン。

黒い服に包まれた修道女たちに囲まれて、純白の衣装に包まれたマリアが美しい。

その前の恋に悩むマリアに、院長が示唆を与えるミュージカルシーン。

修道院長が影の中に沈んでいて、これもまたよかった。

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