テレビ映画「モリー先生との火曜日」(1999)感想 82点

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あらすじ

スポーツ新聞のコラムニストであるミッチは、忙しさにかまけて恋人ジャニーンをないがしろにしていた。そんなとき出張先のホテルで、大学時代の恩師モリー先生がALSで死に瀕しているのを目にする。

ミッチは十数年モリー先生と連絡をとっていなかったのだ。会いにいくか迷うミッチだったが、恋人ジャニーンの後押しもあり、飛行機に乗って遠いモリー先生のもとへ。

モリー先生はミッチを暖かく歓迎する。

それから、大学時代と同じ火曜日の講義がスタートするのだった。

感想

モリー先生を演じるのは晩年期のジャック・レモンです。

僕はジャック・レモンが好きなんですよ。

有名なのは「お熱いのがお好き」かもしれません。彼のコミカルでありながら、どこか哀愁のある演技が好きなんです。

年老いたジャック・レモンを観るのは色々と複雑な思いがあるのですが、まず思ったのは「こんなに演技が素晴らしかったっけ?」というものです。

ALSの演技をほとんど完璧というくらいできている。一つ一つの表情や行動にしっかりとした感情が付加されているのがわかる。

ジャック・レモンというかモリー先生が良いと思うのは、彼が人間味のあふれる存在だからだと思います。

モリー先生は「死や愛、人生」についてミッチに色々と教えるんですが、ミッチの前では笑顔の彼も、ベッドでは一人で苦しんだり泣いている。

少しずつ何もできなくなる病気と戦っているわけです。

そして、モリー先生と触れ合う中でミッチも変わっていく。

めちゃくちゃ良い映画だと思います。

ネタバレあり感想

 

ここからネタバレありになります。鑑賞後にどうぞ。

 

この映画の最後で、やはりというかモリー先生は死んでしまいます。

ノンフィクションをベースにした映画だからあれですが、ミッチのいるときにモリー先生が死なないのも良かったと思います。

土曜日にモリー先生は死んで、その知らせをミッチは聞く。

そういうところもリアルでした。

個人的にはモリー先生の父親が好きです。自分の息子であるモリー先生が寝るまで、家の外でずっと新聞を読んでいる。そして最後は銃におびえて死んでしまう。

とても褒められた父親ではないんだけど、愛に対する恐怖に人間を感じる。

事実は小説よりも奇なりと言いますが、小説以上に小説っぽい複雑な人間だと感じました。

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