映画「マイ・フェア・レディ」感想 70点

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あらすじ

貧しい花売りだったイライザは、言語学者のヘンリー・ヒギンズと出合い、方言まみれの英語ではない正しい英語を習得したいと思うようになる。
ヘンリー・ヒギンズは承諾したものの、待っていたのは過酷な発音トレーニングだった。
半年で社交界のレデイに仕立てあげると息巻くヘンリー・ヒギンズ。
果たしてイライザは本物のレディになれるのか。

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解説

オードリーヘップバーン主演のミュージカル映画。
こう書くと華やかなイメージを持たれるかもしれないが、オードリーヘップバーンの役は「ひどい方言まみれの花売り子」である。
彼女の代表作でもある「ローマの休日」のアン王女とは正反対というべき、がさつで口の悪い田舎娘を見事に演じている。
ミュージカルとしては変わった歌が多くて愉快。
「独身万歳」だとか「遊んで暮らすぜ」だとか「ヘンリー・ヒギンズいまに見てろよ!」とか(タイトルではない)。
一見すると「田舎娘の成り上がりストーリー」なのだけど、もっと
複雑で示唆に満ちた映画のように思いました。

ネタバレあり感想

ここからネタバレありになります。鑑賞後にどうぞ。

イライザは見事レディを演じきるのだけど、「そこで万々歳やったね」というようにならないのがおもしろかった。
物語は、イライザとヘンリー・ヒギンズとの関係性に移行するのだ。そこでヘンリーの学者としては優秀だけど、人の心を上手く汲み取れない性格が注目される。
「え、ぼく何もしてないよね」という感じでイライザを怒らせるヘンリーはなかなか人間味あふれていてよかった。
「他の男と結婚しても一年で捨てられて僕のところに来るさ。そしたら心が広いから許してやってもいい」なんて妄想しているのは、さすがに笑ってしまった。

だけど、一番魅力的だったのはイライザの父親だった。最初に登場したときは、「働かないで金をたかるだけの最低の父親」という印象だったのにも関わらず、ヘンリーとの会話の中で哲学と知性を見せたのが素晴らしい。
お金持ちになったイライザの父親は、喜ぶどころか「金で縛られてしまった」と語る。
ただのクズかと思いきや、示唆の富んだ人間だったと思う。

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