映画『ルイスと不思議の時計』(2018)感想 74点

ルイスと不思議の時計 (静山社ペガサス文庫)

『ルイスと不思議の時計』を見てきた。子供向けなのかなと思ってそこまで期待していなかったけど、普通におもしろいファンタジー映画だった。

若干ホラー要素もあり、それなりに怖いていうのも素晴らしい。

ここからネタバレありで考察していくので注意。

 

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少年×叔父さん×隣のおばさん

このところ家族愛を描いた作品が多くて辟易しているのだけど、この映画の登場人物の組み合わせはなかなかおもしろいと思う。

魔法が絡んだファンタジー映画はだいたい同世代の友人と力を合わせるか、やさしいモンスターや生き物と共同するかどちらかが多い。

なのに主人公ルイスの仲間は叔父さんとおばさんだ。

この3人が世界を救おうとするのである。かわいい女の子はほぼ出てこない。

そしてこの3人の共通点は、家族を失っていることだ。

ルイスは両親をなくし、叔父さんジョナサンは父親のもとを去り、おばさんフローレンスは家族を亡くしている。

この3人の家族ともいえず、友人とも違う関係性が素晴らしいと思う。家族を失ったものたちが、新しい家族を得るストーリーといってもいいかもしれない。

ジョナサンとルイスの関係

父親から去ったジョナサンが、ルイスの父親代わりとして生活を共にする。

ルイスがアイザックを生き返らせたことを知ったジョナサンは、ルイスを許すことができない。

これはそっくりジョナサンとその父親の関係に当てはまる。

映画の中では特に言及はされていないけど、ジョナサンは自分の父親の気持ちを知ったのではないだろうか。

ルイスの成長

ルイスはトレードマークのゴーグルを外してでも普通になろうとした。禁忌を破ってでもタービーと友人になろうとしたのだ。

だけど物語を通してルイスは変わり者でもいいと悟る。そして、同じく変わり者のローズと仲良くなっていく。

自分を殺してまで他人と仲良くするな。自分は自分のままでいいというメッセージがこめられているように思う。

 

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