映画『ボヘミアン・ラプソディ』感想 80点

Queenもフレディ・マーキュリーも存在自体は知っているレベルで『ボヘミアン・ラプソディ』を観に行ったんだけど、普通に感動してしまった。なにがこんなに良かったのか正直、自分でもよくわからない。
ラストのライブ・エイドのライブシーンが鳥肌ものだったからだろうか? フレディ・マーキュリーの人生に感動したのだろうか?
何もかもよくわからなかったが、良い映画なのは間違いないように思う。
ちなみに、毎回スタッフロールになると誰か一人くらいは帰っていくものだけど、スタッフロールが終わるまで誰も席を立たなかった。半分以上席が埋まっていたのにも関わらずだ。

 

ここからネタバレありになります。鑑賞後にどうぞ。

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ボヘミアン・ラプソディは物語なのか?

この映画が物語かどうかで言うと疑問に思う。単純に映画として「目的」がないからだ。ハッピーエンドもバットエンドもない。ストーリーではない。フレディ・マーキュリーの半生を描いた(事実と異なるシーンが結構あるが)映画だ。
この映画はライブ・エイドで終わるけど、Queenの目的がこのライブだったわけではないだろう。物語は不在だったにも関わらず、この映画がおもしろいのは何でだろうか。
フレディ・マーキュリー及び、Queenの生き様がかっこいいからだと思った。ボヘミアン・ラプソディをメインにするために、出資者と喧嘩したり。裏切った人間に激怒したり。
あと、映画的な話でいえば時間の進み方も良かった。テンポよく場面が変わっていくので飽きさせない作りになっていた。

フレディ・マーキュリーの内面はほとんど描かれない。

行動や言葉でフレディ・マーキュリーは感情を表現するけど、内面自体は描かれていないように思う。もちろん観客側は想像したり意図を読み取ったりすることができる。フレディ・マーキュリーの悲しみや怒りみたいなのを感じ取れることができる。
一つ疑問があるのは、みんなフレディ・マーキュリーに共感して映画を観ていたのだろうか、ということだ。彼は多様性を持った圧倒的なマイノリティだと思う。憧れの対象ではあるのだけど、共感する対象ではないのではないか。
ただ、この映画を観ているとフレディ・マーキュリーに共感してしまうと思う。彼の生き辛さとか、間違いとか、そういうものに自分を照らし合わせてしまう。
どん底という状況から自分の大切なものを思い出し、Queenへと復帰する。そしてライブ・エイドでパフォーマンスですべての感情が発散される。圧倒的な「生」を感じ取った。

(点)80点台(類)実話
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