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映画『シュガー・ラッシュオンライン』感想 ディズニーはストーリーを捨てたのか?

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シュガー・ラッシュオンラインを観てきたけど、前作の何が好きかで評価がわかれる作品だと思った。
シュガー・ラッシュといえば、パックンやソニックをはじめとするゲーム世界のキャラクターがところどころ出てくるのが魅力の一つ。ゲームでのあるあるを上手く映像に落とし込んでいる。
主役のラルフ&ヴァネロペもかわいいので、キャラクターやパロディが好きな人もいるだろう。
しかし、シュガー・ラッシュが観客の心を掴んだ一番のものって巧みなストーリーラインじゃないだろうか。完璧といっていい「どんでん返し」に痺れた人も多いハズ。
しかし、今回の『シュガー・ラッシュオンライン』に「どんでん返し」はまったくない。加えて、ストーリーも継ぎ接ぎのようなものなので、興奮もしない。はっきりいってディズニーは、リメンバー・ミー辺りから脚本の質がかなり落ちていると思う。その分、映像の技術なんかで誤魔化しているという感じ。

ネットユーザーとしてもディズニー好きとしても、僕は『シュガー・ラッシュオンライン』はかなり好きだ。ディズニープリンセスが大量に出てくるのも嬉しかったし、ネットの世界を上手く映像に落とし込めていると感じた。しかし、おもしろいかというと微妙かなという印象。シュガー・ラッシュという映画が好きな人に対するファン向けの映画。
30分アニメにしてテレビで公開しても良かったレベルかもしれない。

ラルフのシャンクに対する感情がわかりにくい

ラルフがシャンクに対して敵意を持つのだけど、わりと唐突感がある。ヴァネロペが奪われそうになっているという嫉妬もあるのだろうけど、そこら辺を丁寧に書いて欲しかった。また、シャンクがラルフを一切気にかけていないので、ラルフの独り相撲感がすごかった。前作ではラルフの孤独が描かれていたのだけど、今作はヴァネロペと仲良くするシーンから始まっているせいで余計伝わりづらい。
そしてよくわからないまま和解する(というかラルフが敵意を向けなくなる)のだけど、そのキーになっているのがオヤジギャグというのもなんだかなという感じ。
オヤジギャグがキーになっているのを観た人は気づいただろうか?
シャンクが、「私達の間ではサンキューではなく、シャンキュー」と呼ぶ、とオヤジギャグ好きをアピール。ラスト近く、ヴァネロペと別れるところで「たまにじゃなくて、たまさん、たまよんで遊びに行く」とラルフ。そこでシャンクがラルフを少し気に入る様子が見られる。
また、ヴァネロペもオヤジギャグをするなど、クリエイターのなぞのオヤジギャグ押しがひどかった。もしかすると吹き替えだけかもしれない。そうあって欲しい。

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